アクセス 電車・「新宿駅」⇒小田急小田原線「秦野駅」。 ⇒バス・「ヤビツ峠」行きで約40分、終点下車
この日は、昨夜からの雨が朝まで残り午後から晴れ予報。早朝、目覚めると雨は上がっていたので、
早く天気が回復してくれるのを願いながら自宅を出ました。
本日のルートは、ヤビツ峠〜塔ノ岳〜大倉。しかし、電車で移動中、秦野に近づくにつれて
雨が降りだし、駅でバスを待つ間の空は、「ピカピカッ ゴロゴロ!!」この先大丈夫かな・・・?
終点「ヤビツ峠」を下車すると、雷は止んでいたものの、まだ雨が降っていました。
コースタイム 「富士見峠」(761m)9:30⇒「二ノ塔」(1144m)10:40⇒「三ノ塔」(1205m)11:10⇒「鳥尾山」(1136m)11:40
⇒「書策小屋」(1250m)12:45⇒「ホノ又小屋」(1396m)13:15⇒「塔ノ岳頂上」(1491m)14:15⇒「大倉」バス停17:50


ヤビツ峠から舗装道を約20分下ると「富士見山荘」があり、登山口となります。
9時半頃、雨がやみそうもないので雨具を着て登山開始。 霧が深く、何も見えないけれど幻想的でイイかも??



ワクワクしながら登り始めたはずなのに、思っていたよりも険しい道、何も見えない変わらない景色、
どこまで続くのか先の見えない登り道に3.40分で汗はダクダク出てくるし、少々疲れ気味!!
「二ノ塔」に」着き、地図で現在地を確認すると、とんでもなく頂上はまだまだ先・・・ガックリでした。
そんなこんなでようやく「三ノ塔」到着。もう先を焦るのはや〜めた!!コツコツ地味に登るしかない。
な〜んにも見えないけれどウグイスはよく鳴いているし、モヤの中のミツバつつじは美しい。



烏尾山を過ぎると行者ヶ岳の鎖場です。上から見下ろすと、どう見ても鎖を使わないと降りられない!!
初めての経験に、体の中からやる気と言うか、熱く燃えるものがフツフツ沸いてきました。
やりた〜い、でも恐いような、でも楽しそう、マジでケガだけはしないように・・・気をつけよっと!!



鎖場に続き、驚く事ばかりです。書策小屋付近で突然目の前に体長2メートルは軽く越す、大きな「鹿」登場!!
出会った瞬間、思わず「キャ〜」と叫ぶ私達、しかし鹿の方は動じません。後から考えたら人に慣れているのでしょう?



「ホノ又小屋」でお昼ご飯。外では寒かったので小屋の中でホットコーヒー(300円)を注文しました。
冷えた体に暖かいコーヒーが染み渡り、ホッとします。カップ&ソーサは、手作り(ホノ又小屋のネーム入り)
山小屋のご主人も感じの良い方でしたよ。お勧めです。
ココから頂上はあともう一息、さあ、元気を出してもうひと頑張り!!



2時15分「塔の岳」山頂に到着です。到着10分前位から、天気がぐんぐんと回復。私達を歓迎してくれてるみたい。
今日は見ることを諦めていた「富士山」が雲の向こうに薄っすらと見え感動。 周りの人達も、ビールで乾杯
したり、握手を交わしていたり、苦労して登っていたのは私達だけじゃないんだと実感しました。



下り道、新緑は綺麗だし、下の町まで見えてきました。登りとは違い、明るくて眺めの良い景色に感動してたのもつかの間、
永遠と続く下りで、体力はかなり落ち気味。ヒザが次第に痛くなり始め、仲間に迷惑を掛けたくないと思いながらも、
ビッコを引くほどに痛みが悪化・・・度々休憩を入れながらゆっくり下りました。仲間が探して来てくれた枯れ木を,、
とうとう杖代わりにエッチラオッチラ・・・その横を大きな声でおしゃべりしながらさっそうと歩く、私よりずーと、
年上の元気な人々に抜かされ、抜かされ、予定の時間をかなり遅れ、大倉バス停までようやく下りてきました。


登りから、途中何度も休憩で顔を合わせた男性は、「リュックに水タンクを入れ、「夏に他の山を登る為、
丹沢でトレーニングをしている」「丹沢は奥が深くて楽しいですよ。丹沢山は人が少なくてもっと面白いですよ。」
と、親切に教えてくれました。初心者の私にはとても興味深いお話でした。大変だったけど、終わってみると
達成感で気持ちがいい。丹沢には色々なコースがあるので、また挑戦してみたいと思います。


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