朝の4時半に宿を出発、途中でバスに乗り換え、「荒川登山口」へ。朝食を済ませ、日も上がらない暗いうちに出発です。
「縄文杉トレッキング」は、片道11キロ、そのうちトロッコ道は8.5キロ、ですから長い坂道をひたすら歩く事になります。
(トロッコ道⇒大正時代に、屋久杉の木材搬出のため、安房港までの26キロ、敷設されました。)




ガイドは通称「ちょんまげさん」。自称、テレビにも多数出演経験があり。ちょっとした有名人だそうです。
シダやコケの説明を聞きながら「大水コケ」を味見させてくれたり、楽しませてくれます。
小杉谷橋の下を流れるのは、安房川。屋久島では、どこに行っても清流が私達を迎えてくれます。





木漏れ日の中で、あまりに綺麗な森林を目の前に、思わず足を止めずにはいられません。
倒木上のコケをかき分けて新しい杉の命が誕生しています。人が立っているような姿が印象的。
そこかしこに広がる、コケの絨毯にそっと触ってみると、水を含みフワフワな感触で気持ちがいいです。




トロッコ道が終わり大株歩道に入ると、木々の間から見えるのが、島の中心にそびえる山々です。
「翁岳」(左1860m)や、「宮の浦岳」(右1936mは九州最高峰)



「ウイルソン株」周囲13.8m、推定樹齢3000年、人物と比べると大きさが分かりますか?
中は空洞で、入るとちょっと神秘的、空を見上げると、「ハート型」をしていて不思議な空間です。



ほとんどの登山客がこの辺りで昼食です。ちょんまげさんが、おやつやコーヒーを沢山準備してくれました。
ここから「縄文杉」まであと少し・・・「もうすぐ会えるね!!」





12時25分「縄文杉」に到着です。標高1280m樹高25.3m周囲16.4m樹齢2000〜7000年諸説。今までに見たことのない
大きさに、圧倒されたと同時に、たどり着いたここだけに存在する、空気を個々に感じるこどが出来るでしょう。
逆さまから見るのも面白いですよ。木の表面が「人の顔・正面と横顔」に見えるとか?(下の2枚)






喉の渇きを潤してくれる湧き水スポットが点在、「名水百選」にも選ばれていて、超軟水、飲み水には最高!!
帰り道もコケや風景を楽しみながら・・・右下写真は「もののけ姫」に登場するイノシシのモデルになったとか?



小杉谷橋まで降りて来ました。冷た〜い川の水に足を浸し、暫し休憩。頑張った自分へのご褒美の
ようなこの時間の流れはなんとも言えません。元気復活!!登山口まであと一息、頑張りましょう。




今夜は、他に2組の宿泊客も増えて、皆で晩餐です。賑やかな屋久島の最後の夜に乾杯!!


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