毎年開催される東京マラソンは、大勢の人が楽しそうであったり、苦しそうであったり、テレビを見て楽しんだ位のイベントだったのに
今回は幸いなことに、抽選倍率の高いなか、姉が申し込み見事当選、参加出来ることになりました。
私たちには凄く身近なことと感じられ、それからはみんなで当日に向け力を入れ、ウエアを用意するのにも、シューズを
選ぶのも楽しんでみたり苦しんでみたり、時には練習に付き合ったり、無事参加できるように気を配りました。
「なぜ?東京マラソン??」・・ いつもは車でごった返している東京の街中の道路が当日だけは、
車両通行止めとなり、その場所を両手をひろげ自分の脚で走りながら周りの景色を観れる。
考えただけでも気分がいいじゃないか!!と、いう考えで参加申し込みそして当選!!「びっくり!!」
当日はすごい人の予想。ボランティア15000人、36000人のランナー、沿道の応援200万人。と予想されるものすごい大イベント。
今大会は更に、ロンドンオリンピックの選考会も兼ねていることもあり、トップランナーの激走、熱い闘いも見ものです。
私はトップランナーの勇姿を目の前で見たかったのです。本当に見ました。スゴイです!!もう凄〜いです。



事前に計画した応援場所の最初は増上寺前、ここは、コースの(往路)12キロ地点、品川を折り返して来て19キロ地点で
両方の通過する選手が見られます。しかも、東京タワーが綺麗に写真に撮れるスポットでした。
トップランナーと姉の時間差を考えると、両方を応援する事が唯一出来る場所。サイコー!!
9時半過ぎに増上寺前に到着。既に沿道には大勢いて気持ちがあせり自分たち(4人)は、
バラバラの位置でランナーが来るのを体を乗り出したりしながら、今か今かと待ち構えていました。


Y市に住んでる私達には、東京タワーを見上げることも嬉しいことで、とても綺麗でした。


待つこと数分でトップの「車いすランナー」がやってきました。この人達も力強い素晴らしい人達でした。


やがて先導の車たち。さぁその後には待望のトップランナーがくるはずです。目を凝らして胸がドキドキ!!絶対逃さないぞ!!




ケニア、エチオピア勢の先頭集団がやってきたかと思ったら、足音も立てずに物凄〜い速さで、
あっという間に目の前を駆け抜けて行ってしまいました。彼らは細くて長〜い脚で、テレビで見るのとは大違い。
生で見ると、スピード、迫力があり「同じ人間か〜?違うんじゃない〜?」
余談ですが、ゼッケン1番。エチオピア出身のハイレ・ゲブレシラシエ選手(前マラソン世界記録保持者)
身長164cmと小兵ながら圧倒的な強さで『皇帝』と呼ばれる、エチオピアの国民的英雄である。


日本人トップの「藤原選手」だー。「藤原選手がんばってー!!がんばってー!!」と周りもスゴイ声援。


日本人のトップ集団がやってきました。陰になって見えませんが、この中にロンドンオリンピック出場を決めた
「藤原新」選手と、最強市民ランナー埼玉県庁の星☆「川内優輝」選手がいたはず・・・?いるはず・・・?。


見ての通り、外国人選手と日本人選手の体形の違いがよく分かる素晴らしいショットが撮れました。ヤッター!!
どちらも長距離を走るために鍛えぬかれた体脂肪数パーセントの肉体、日本人の足が太いのではなく、外国人の足が細すぎ・・・。
こんなにハンデを感じるのに負けずに頑張って走る彼らは「えらい!!」感心と感嘆と感動の瞬間でした。


先頭あたりを走る選手は実業団のユニフォームが目立ちます。まだまだレースはこれから、追いつけ!!追い越せ!!


女子の先頭選手もやって来ました。


今大会の国内招待選手、原 裕美子選手。マラソン界で有名です。


オードリーの春日発見!!全身ピンクのコスチューームやっぱり目立ちますねぇ〜!!まだまだ元気そうでした。


行く人、帰る人、応援する人、もうスゴイ数。何が何だかよく分からないけど、「目」で姉を探す。


増上寺に着いてから待つこと1時間半。やっと姉の姿を見つける事が出来たよー、待ったよー、嬉しいよー。
大声を掛けるとこちらに気づき、歪んだ顔で苦しそうでした。15キロ地点位で膝が痛み出したとの事。
まさかのハプニング、「練習で20キロ走っても大丈夫だったのに・・・。」 楽しく走りたいはずが、まだゴールまで半分以上
残っているのにと落ち込んでくじけていました。 私が用意の為に持って行った膝サポーターを付け、家族と会った喜びと共に
再び走り出しました。 新宿のスタート地点で、市民ランナーは1時間以上もその場でスタートを待ち
準備運動も出来ず寒い朝の出発で、誰もが同じですが、全身が冷えてしまったようです。
「え〜もう?、まさか、ここでリタイヤ??」 私達家族は、とても心配になりましたが、後ろ姿を見送りました。


トップランナーを見て感動し、日本人選手を応援し、春日や沢山のランナー、そして姉、色んな気持ちが入り混じる中、
仮装の人達も大多数。意味が分からない衣装から、わざとアンバランスな衣装を身に纏い、「きたな〜い」「見苦しい〜」。
沿道を大いに沸かしてくれます。その仮装で完走出来るんだから、普段からしっかりと鍛えているのよね〜。ある意味感心!!


こんな人も・・・。


あんな人も・・・。


またまたこんな人も・・・。


がんばれ日本!!陸前高田!!


そしてここで笑顔で現れた「お姉さん!!」約30キロ超え地点の銀座!!増上寺で会った時とは見違えるような
良い笑顔!!「膝サポーターが」効いていて痛みが少ない。」との事。やったね!!みんなで一安心!!
「あと残すところ10キロ・・・誰もが苦しそうだよ!!歩いてでも制限時間内にゴール出来るからね!!」
と励まし、ゆっくりと数回屈伸したあと姉は再び走りだしました。


ゴールの東京ビッグサイトでランナーの姉と一緒に私達応援団も「感動のゴール!!」を味わうはずでしたが・・・
慣れない東京、移動にまごついてしまい、姉が先にゴール。   私達はだいぶ遅れてしまったので、ゴール地点には行かず、
姉の待つ、ランナーとの待ち合わせ会場になっている国際展示場にゴールしました。  そこで姉と再開。
姉は笑顔でしたが足を引きずり、普通には歩けませんでした。 学生時代は陸上部の長距離選手でしたが以来、
運動らしい運動をしていなかった45歳。  3ヶ月前から1時間位のジョギンクを週3〜4日の練習で、42・195キロの挑戦!!
とにかくリタイヤしなくて良かった〜!!最後までよく頑張ったと思います。人間、やる気になれば出来るものです。
早いうちから膝痛のアクシデント。残り10キロは、痛くない方の膝が痛かった方より痛みが酷くなり、
サポーターを付け替えたが全く効かず・・・足が前に出ず、殆ど歩きでしか進めなかった。走れなかった。と本人納得していない様子。
私達応援団もめっちゃ疲れましたよ。  東京は人が多いし応援場所での待ち時間は長いし、電車やモノレールを使って行ったり来たり。
でもすごーく興奮したし、なんだかワクワクして楽しかったです。「また来年も応援に行くよ」と応援団。 「無理!!」一言の姉でした。
一応、参考までに、42・195キロ(お姉さん)の記録です。



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